不定期にだばぁする場所

なんとなく長々書きたくなった時に書きます。

大学院の意味

お久しぶりです。

4月より社会人となり、なんとか仕事をこなしております。

ところでこの「社会人」って言い方どうなんですかね。まるで仕事をしてない人は社会の一員ではないみたいな言い方。

 

さて、今回はこれから就活を始める方々、具体的には16卒以降の方々に参考になればと思い記事を書きました。

私は学部時代は一切就活をせず、大学院に進学、そして見事就活の泥沼にはまりました。というのも、「理系は院まで出なきゃ就職ないよ」ということを昔から言われていたため、なんの疑いもなく院に進みました。結果としてそれが裏目に出たわけですが。

 

大学院とは研究をするための場所です。学部ではできなかったディープな内容を突き詰める場所です。故に「なんとなく」で行く場所ではありません。そして、大学院卒という肩書で就職するからにはそれ相応のことができなくてはなりません。つまり専門職です。

専門職に就く場合は院まで行った方がいいでしょう。その分野についてより詳しく知っているあなたはきっと企業にとっても有用な人材です。

では普通の仕事に就く場合はどうなのか。この場合、院卒という肩書はデメリットになる可能性があります。

会社から支払われる給料は大卒と院卒では若干院卒の方が高いです。ということは、大卒と同じことしかできない院卒は企業にとってメリットが一つもないわけです。普通の仕事に就く予定なら学部卒の方が圧倒的に有利だと思います。

 

私の専攻していた分野は言ってしまえば就職に使えるようなものではなく、「それってうちで生かせるの?」と聞かれることも多々ありました。そういう時は学んだ内容ではなく、どういう能力が身に着いたかという答え方で乗り切りましたが...。

 

また、なによりも負担なのが大学院は論文を出さないと卒業ができないということです。当たり前と言えば当たり前なのですが、そもそも2年間しかないのに1年の終わりには就活がはじまります。そうした中で研究をして論文を書き上げるということはかなり大変です。ましてやなんとなくで入ったならばモチベーションも上がりにくいでしょう。

 

結局言いたいことは、「特別な理由がないなら学部で就活しとけ」ってことです。就職のために院に進むなんてのは阿呆です。