不定期にだばぁする場所

なんとなく長々書きたくなった時に書きます。

ネットマナーについての簡単な考察

ルールやマナーは様々な場面で存在し、そして異なるものです。

 

 インターネットにももちろんルールやマナーが存在し、「ネチケット(ネットワーク+エチケット)」とも呼ばれています。基本的には現実世界におけるエチケットと同じですが、そこにインターネット特有の要素も含まれる感じです。まぁ犯罪行為とやられて嫌な事はするなと思っておけば大体合ってます。

 

 ネット上において年齢や役職と言った現実の要素は一切関係ありません。ルールが守れなければ大人でも批判されますし、ルールが守れれば小学生でも受け入れられます。そういう意味で実に公平な場でしょう。ただじゃあ公平だからタメ口でいいよね!というのは違います。あなたは初対面の人にいきなり「よう!最近どうよ?」なんて言います?言いませんよね。言うと答えた人はいろいろやり直した方がいいです。

 ネットにおける公平とは「誰とでも等しく話すことができる権利」であって、個々の人とのやりとりは現実世界と同じステップを踏むべきでしょう。結局ネットと言う媒体を利用しているだけで、やり取りをしているのは生身の人間ですからネットだろうが現実だろうが嫌なものは嫌です。

 

 ネットの捉え方ががらっと変わったのが2000年前後ではないでしょうか。1999年にドコモがiモードサービスを開始後、他社も同様のサービスを開始していきます。これによりパソコンが無くてもネットに接続できるようになり、一気にネットが身近なものになりました。この頃生まれた子どもは物心ついたときからネット環境が身近にありネットが無い時代を知らない、いわゆるデジタルネイティブの世代になります。それを特に実感するのが、ネットに本名や学校名等の個人情報を公開した上でSNS等を利用するという行為です。

 おそらく今の~20代前半と20代後半~ではネットに本名を出すという行為に対する躊躇の仕方がかなり違うのではないでしょうか。正直facebookも未だに「ありえない」と思っている次第です。「ネットに個人情報を載せてはいけない」ということはネットを利用する上で基本中の基本だと思っていただけに、時代の変化とは恐ろしいものです。

 あくまでも推測ですが、デジタルネイティブの世代にとってネットと現実はリンクしているものなのでしょう。ネットがなにも特別なものではない、生活の一部に溶け込んでいるからこそ「ネット上の自分」を作る必要がなく、現実の自分をそのままネットに落とし込むわけです。もちろんそうでない世代の人でもネットが生活の一部になっている人(ex.私)はいますが、ベースにある考え方がやはり違うのではないかと思います。

 

 もちろん時代や常識は常に変わっていくものなのでどれが正しいとは言えませんが、ネットにはネットのルールがあるということ、最低限その場所で守るべきとされているものについては守るということは意識して利用してほしいですね。