不定期にだばぁする場所

なんとなく長々書きたくなった時に書きます。

悪性リンパ腫の備忘録その2

【前回までのお話】

GW明けに首の腫れに気付いた俺は近所の耳鼻咽喉科にかかるも原因が分からず大学病院で検査をすることに。様々な検査を経て最終的な結論は「悪性リンパ腫」という血液の癌でした。

 

 

7月4日に悪性リンパ腫と結果が出たため、これまでかかっていた耳鼻科から血液内科に担当が変わることになりました。

 

医「最速で明日空いてるけどいける?」

さ「行きます(即答)」

 

病院を出てすぐに身内と会社に結果報告。まさか・・・みたいな反応されました。ただ自分の中ではいろいろ調べるうちにこれ悪性の特徴だよね?って思うことは多々あったので、あぁやっぱりそうだったのねくらいの気持ちでしたね。

 

翌日、血液内科を受診。血液内科って内科の一部だから窓口が内科なんですよね。でかい病院ってこともあってまぁ待つこと。2時間ほど待っていざ診察。

 

今回は診断された癌がどういう癌なのか、今後どういう治療をしていくのかという概要の説明と、今後の検査の日程について決めました。

癌ってめちゃめちゃ種類があって、それぞれ特徴も進行スピードも全然違うんですね。

自分が診断されたびまん性大細胞型B細胞リンパ腫は、月単位で進行していく中悪性度のものだそう。

今はまだ診断が出ただけなので、これから進行具合の確認(いわゆるステージの確定)をする必要があります。これができないと具体的な治療計画が作れません。ということで2つの検査を受けることに。

 

まず受けたのはPET画像診断。

身体にとってブドウ糖は大事なエネルギー源ですが、それは癌も同じ。ブドウ糖を含んだ特殊な液体を身体に注射し、全身に行き渡ったところでCTスキャンをすると液体を吸収した部分が光って映るそうな。そこで本来光るはずではないところが光っていればそこに癌があるという理屈らしい。

ただこの検査、CTの時間が20分くらいあるのに加えてCT中は腕が動かないように拘束されるので閉所恐怖症とかそういう人にはかなりきついかも・・・。

なお自分はCT中爆睡していた模様。

結構精度が高い検査らしいのですが、お値段もなかなかに高くて保険適用したうえで約3万円でした。

 

次の検査は骨髄検査。

癌って骨髄にも転移する可能性があって、これは実際に髄液を抜いてみないと確認できないみたいです。ちなみにここに転移があると問答無用でステージ4になるそう。

この検査は骨盤のところにある腸骨っていう骨に太い針をグサッと刺して、そのままくり抜いた骨ごと抜き取るという聞いただけで痛そうな内容です。実際クソ痛い。

検査と言いつつ雰囲気は手術みたいなもんで、ベッドにうつ伏せになったら処置部分以外は布で覆われて「これより〇〇を始めます」みたいに内容が読み上げられます。

まず局所麻酔をするんですけどこれがもう痛い。結構深くまで針が入ってた気がする。

麻酔が効いたら腸骨に針を刺すんですけど、骨をぶち抜くので結構力かけられるんですよね。で、鈍い痛みに耐えてると「あ、今骨貫通したわ」って言うのが分かります。そこから今度は針を引き抜くわけですが、身体の中から何かを抜き取られる感覚ってものすごく気持ち悪いというか、今まで経験したことない不快感が襲ってくるわけです。そしてめちゃめちゃ痛い。もう枕ぎゅーーーってして必死に耐えてました。

そのあと同じところから?髄液かなんかを採取して終了。たぶんこれを超える痛みは今後ない・・・と思いたい。

こちらの検査は約2万5千円。

 

検査ってかなりお金がかかるもんで、これまでの検査代全部合わせるとたぶん10万近く行ってます・・・。

 

 

 

 

8月になり運命の結果発表。

首のところ以外に転移はなく、ステージ2ということでした。

治療についてはR-CHOP療法という抗がん剤治療を行うことになり、全6回の予定とのこと。初回が一番副作用が出るため、初回は入院してその後は通院で良いそうな。

というわけで次回いよいよ入院からの治療開始です。