不定期にだばぁする場所

なんとなく長々書きたくなった時に書きます。

悪性リンパ腫の備忘録その2

【前回までのお話】

GW明けに首の腫れに気付いた俺は近所の耳鼻咽喉科にかかるも原因が分からず大学病院で検査をすることに。様々な検査を経て最終的な結論は「悪性リンパ腫」という血液の癌でした。

 

 

7月4日に悪性リンパ腫と結果が出たため、これまでかかっていた耳鼻科から血液内科に担当が変わることになりました。

 

医「最速で明日空いてるけどいける?」

さ「行きます(即答)」

 

病院を出てすぐに身内と会社に結果報告。まさか・・・みたいな反応されました。ただ自分の中ではいろいろ調べるうちにこれ悪性の特徴だよね?って思うことは多々あったので、あぁやっぱりそうだったのねくらいの気持ちでしたね。

 

翌日、血液内科を受診。血液内科って内科の一部だから窓口が内科なんですよね。でかい病院ってこともあってまぁ待つこと。2時間ほど待っていざ診察。

 

今回は診断された癌がどういう癌なのか、今後どういう治療をしていくのかという概要の説明と、今後の検査の日程について決めました。

癌ってめちゃめちゃ種類があって、それぞれ特徴も進行スピードも全然違うんですね。

自分が診断されたびまん性大細胞型B細胞リンパ腫は、月単位で進行していく中悪性度のものだそう。

今はまだ診断が出ただけなので、これから進行具合の確認(いわゆるステージの確定)をする必要があります。これができないと具体的な治療計画が作れません。ということで2つの検査を受けることに。

 

まず受けたのはPET画像診断。

身体にとってブドウ糖は大事なエネルギー源ですが、それは癌も同じ。ブドウ糖を含んだ特殊な液体を身体に注射し、全身に行き渡ったところでCTスキャンをすると液体を吸収した部分が光って映るそうな。そこで本来光るはずではないところが光っていればそこに癌があるという理屈らしい。

ただこの検査、CTの時間が20分くらいあるのに加えてCT中は腕が動かないように拘束されるので閉所恐怖症とかそういう人にはかなりきついかも・・・。

なお自分はCT中爆睡していた模様。

結構精度が高い検査らしいのですが、お値段もなかなかに高くて保険適用したうえで約3万円でした。

 

次の検査は骨髄検査。

癌って骨髄にも転移する可能性があって、これは実際に髄液を抜いてみないと確認できないみたいです。ちなみにここに転移があると問答無用でステージ4になるそう。

この検査は骨盤のところにある腸骨っていう骨に太い針をグサッと刺して、そのままくり抜いた骨ごと抜き取るという聞いただけで痛そうな内容です。実際クソ痛い。

検査と言いつつ雰囲気は手術みたいなもんで、ベッドにうつ伏せになったら処置部分以外は布で覆われて「これより〇〇を始めます」みたいに内容が読み上げられます。

まず局所麻酔をするんですけどこれがもう痛い。結構深くまで針が入ってた気がする。

麻酔が効いたら腸骨に針を刺すんですけど、骨をぶち抜くので結構力かけられるんですよね。で、鈍い痛みに耐えてると「あ、今骨貫通したわ」って言うのが分かります。そこから今度は針を引き抜くわけですが、身体の中から何かを抜き取られる感覚ってものすごく気持ち悪いというか、今まで経験したことない不快感が襲ってくるわけです。そしてめちゃめちゃ痛い。もう枕ぎゅーーーってして必死に耐えてました。

そのあと同じところから?髄液かなんかを採取して終了。たぶんこれを超える痛みは今後ない・・・と思いたい。

こちらの検査は約2万5千円。

 

検査ってかなりお金がかかるもんで、これまでの検査代全部合わせるとたぶん10万近く行ってます・・・。

 

 

 

 

8月になり運命の結果発表。

首のところ以外に転移はなく、ステージ2ということでした。

治療についてはR-CHOP療法という抗がん剤治療を行うことになり、全6回の予定とのこと。初回が一番副作用が出るため、初回は入院してその後は通院で良いそうな。

というわけで次回いよいよ入院からの治療開始です。

悪性リンパ腫の備忘録その1

2023年、コロナ禍もふんわりと落ち着いたかのような雰囲気で始まった新年度。

新しい部署に配属となり、分からないことだらけのスタートでした。

そんな慌ただしさが少し収まった頃にやってくるGWはつかの間の休息といったところで、存分に楽しんできました。今回はそんなGW後のお話。

 

GWが明けてすぐ、首の左側に腫れがあることに気付きました。

ぱっと見は分からないくらいなだらかな腫れで、指で触ると2cmほどの丸いしこりがあるのが分かります。少し柔らかく、押せば動きます。口の中を見ると左側の扁桃腺が腫れており、どちらかというと白っぽくなっていました。

気になったのは全く痛みがないということ。ただ扁桃腺については通常より肥大化しているため異物感はありました。

とりあえず医師に診てもらうこととし、翌日近くの耳鼻咽喉科を受診しました。

 

一通り症状を伝えると、やはり痛みが無いというのが引っかかる様子。「うーん・・・」と悩みつつ抗生物質を3日分、ロキソプロフェンを1週間分出してくれました。通常の炎症であれば抗生物質で縮小するはずということでしょう。しかしながら抗生物質を飲み切っても特に様子は変わらず、経過を確認するために再び受診。

どうもここでは分からないということで検査のため大学病院の耳鼻科へ紹介状を書いてもらいました。

 

3日後、初めての大学病院受診。入り口には本日の予約者数が掲示されており、1日1400人ほどもいるようです。でかい病院すごい・・・。

予約していたとはいえやはり大きい病院は待ちます。1時間くらい待って診察室へ。

担当してくれたのは若い先生。改めて症状を伝え、まずは鼻からカメラを入れて撮影、そして首の部分に針を刺してしこりの一部を採取(細胞診)しました。本当は採血もする予定だったけど迷走神経反射を起こしてダウンしたので本日はパス。元々注射とか針を刺されるとそのあと一気に血圧が下がってしまうのですが、今回は頭に近い場所でかつ採取のためにグリグリされたためかいつも以上に回復せず...結局30分くらい横になってやっと動けました。

2週間ほどして結果を聞きに受診。検査の結果はclass3というどちらとも判断がつかない結果に…そして前回できなかった採血をしてこの日は帰宅。

数日後、採血の結果を聞きに受診するも特に異常は無し。ただしやっぱり腫れの正体が分からないので次にCTを撮ることに。だんだん大掛かりな検査になってきました…

 

CTは造影剤を入れて撮影。過去に虫垂炎をやったとき以来の造影剤でしたが本当に身体中が熱くなります。検査自体は横になってるだけで終了。また数日後に結果を聞きに来ます。

さて、ここまで検査やら結果確認やらといろいろあったわけですが、病院の営業時間の都合上全部平日の日中です。当然仕事もその時は休まなくてはならず、上司にはちょいちょい状況報告をしておりました。私の場合は職場に恵まれていたのでここまで病院側の提示する最速パターンの日程でやってますが、人によってはなかなかこうはいかないと思います...

CTの結果ですがやはりこれも決定打にはならず。最終的に腫れている扁桃腺の一部を採取し、生検にかけることとなりました。

扁桃腺の採取はCTの結果説明の日になって「じゃあやってみよっか」と割と軽い感じで言われ流れですることに。椅子に座った状態でまずは扁桃腺に麻酔を注射。歯科治療の麻酔と同じものらしいですが苦いこと。麻酔がかかったら先端が小さいワニ口のようになっている器具で文字通りかじり取ります。それを3回ほどやって終了。痛みは一切ないですが当然喉のところを触られているのでオエッとなります。検査結果は2週間後、痛み止めをもらってこの日は帰宅しました。

 

ここまで特に痛みや腫れが大きくなっているといった感覚は無し。身体も元気で全く変わらない生活をしていました。

唯一扁桃腺というか喉の腫れによって睡眠時の気道が狭くなり息苦しさを感じることが不都合でしょうか...いびきもかきやすくなり、なかなか寝付けないことがありました。

 

そして運命の結果発表。最初の受診からちょうど2か月と言ったところです。検査結果は悪性リンパ腫でびまん性大細胞型B細胞リンパ腫というものでした。要するに血液の癌です。

 

正直ある程度検査が進む中で薄々そうかなとは思っていました。仮に何でもなかったとしたらじゃあこの腫れは何なんだよってことになりますし。

 

ということで次回からは癌と判明したあとのことを書いていきます。ちなみにタイトルの通り記録用として書いているので現時点ではまだ治療も始まってません。

総選挙と八神マキノ

 少し気が早いが、シンデレラガールズ年に一度の大イベント「総選挙」の時期がやってきた。回を重ね第8回となる今回、果たして頂点に輝くのはどのアイドルなのか、あのアイドルは何位になるのか等みなさまいろいろな想いを胸にしているところだろう。

 

 すでに多くの方がまとめていらっしゃるが、改めてシンデレラガールズ総選挙について、そしてその“報酬”について説明しよう。

 2011年にサービスを開始し、昨年7周年を迎えたシンデレラガールズには、現在180名以上のアイドルがいる。近年でこそソシャゲフルボイスは当たり前になってきたが、サービス開始当初はまだまだガラケーが多数派の時代、スマートフォンだとレグザフォーーンの時代なのでボイスがついているソシャゲというだけでも付加価値があった。と言っても全員にボイスがついていたわけではない。

 そもそも登場キャラが180名以上というのはアイドルマスターシリーズどころかソシャゲ全体の中でもぶっちぎりの人数なので、フルボイスどころか一部のアイドルにしかボイスがついていないのが現状である。

 そうは言っても毎年数人ずつ新規にボイスがつき、2019年3月現在で80名(白菊ほたる含む)のアイドルにボイスがついている。それでもまだ半分以下ではあるが。

 では一体どうしたらボイスがつくのか。かつてはアニメ版放送の際に声がついたり、イベントで(いきなり)声がついたり、直近では黒埼ちとせと白雪千夜が新規アイドルでありながらボイスと楽曲を引っ提げて登場したことが大いに話題になったが、そう言った不意打ちを除けば総選挙で上位を獲ることが現状最も有力な方法である。

 ここで総選挙の話になるわけだが、この総選挙において全体105位以内or属性53位以内に入ることで新規ボイスが確実となる。というわけで総選挙の時期になると声無しアイドルのPは"選挙活動"にいそしむわけだ。ちなみに某ライブな作品から入った人などは勘違いしがちだが、ボイスが無い=モブではない。全員がアイドルとして主役であり、それぞれにストーリーが存在している。しかしながらボイスの有無による待遇の差は確実に存在し、ソロ曲やイベントに何度も参加しているアイドルがいる一方でコミュにすらろくに出してもらえないアイドルがいることも事実である。このあたりが黒埼ちとせと白雪千夜に対して炎上した理由でもある。彼女たちは運営によるVIP待遇で登場したのだ。

 ボイスがつくということはすなわち露出が増える可能性が大いにあるということを意味している。ソロ曲を貰うことが出来るかもしれないし、イベントに加わることが出来るかもしれない。そうすれば今までそのアイドルに触れたことがなかったPにも魅力をアピールすることができる。私自身、ボイスがついたことによりそのアイドルに初めて触れ、ファンになってしまったことがある。とにかく「ボイスがつく」ということはそれだけ大きな影響力があることなのだ。

 本来であれば総選挙は純粋なる人気投票であるべきなのかもしれない。しかしながら現状こうしたシステムを運営が採用している以上、どうしても声無しアイドルが"下克上"を期待する場になるのは致し方ないことだと思う。

 

 

 そんな下克上に加わるであろうアイドルを一人紹介する。

 

f:id:sasasasasamin:20190306202706p:plain



 彼女の名は「八神マキノ」、説明せずとも知的なアイドルであることは感じていただけるだろう。シンデレラガールズには個性的なアイドルが多数存在するが、諜報活動を「特技」に掲げるアイドルなんてまずいない。

 常に論理的思考を求めるザ・理系であるが、論理さえ正しければアイドルとしてなんでもやるあたり意外と柔軟な一面を持ち合わせている。

 メガネアイドルという点も見過ごせない。シンデレラガールズには数名のメガネアイドルが存在するが、クールで知的なキャラというのは意外にも少ない。グラッシー帝国であればきっと優秀な幹部になれるはずだ。

 

 正直私は一目ぼれだった。見た瞬間にビビッと来てしまったのだ。理由なんてものは後付けで良い。ただただ心を奪われてしまった。

 こんなにも人を惹きつけるアイドルでありながら、彼女にはまだ声がない。いや私の中では喋っているのだが、どうにも聴き取ることができない。もしもあなたが彼女にビビッと来たのであれば、是非とも彼女に触れてみてほしい。そして第8、いや第八回シンデレラガールズ総選挙にて、八神マキノの声を聴かせてほしい。

 

 

※ご指摘いただいた点を訂正いたしました。ありがとうございました。

 

 

 

虫垂炎体験記

 虫垂炎、盲腸って言った方がわかりやすいんでしょうか。お腹がすっごい痛くなるあれです。

 この度手術をすることとなりまして、そこに至るまでの経緯とかいろいろまとめてみようと思った次第であります。

 近年では虫垂炎になっても薬で対処してしまうケースが少なくないようです。ただ、どうしたって虫垂はそこに残っている以上再発という可能性は常にあります。私の場合、最初の発症以降少しでもお腹の調子が悪いと「また発症するんじゃ・・・」という気持ちになってしまい、それがかなり精神的につらかったです。

 

1回目

 初めての発症は2015年10月末。健康診断を翌日に控え、その日は昼くらいから自主的に食事を軽くしてました。晩御飯は完全に抜きにしたんですが、夜になってなんだかお腹に痛みが・・・。

 お腹が空きすぎるとお腹が痛くなることってあるじゃないですか?この時もまぁそんな感じだろうと思ってたんですよね。ところが一向に痛みが引かない。それどころかどんどん痛くなってくる。ついには横になったまま動けなくなり、そのままじっとしているのがやっとの状態に。ほとんどうめき声みたいな状態で親を呼び、そのまま救急で病院へ。この時21時くらいだったかな。

 病院に着いて待ってる間も当然ながら痛い。長椅子にうつ伏せになってなんとかこらえてました。

 診察の結果は虫垂炎。ある程度年のいった先生が診てくれたのですが、その時は薬をもらって診察終了。家に帰りました。

 が、家に帰っても全然痛みが治まらない。薬が全く効かない。さすがにこれはダメだろということで2時間後再び病院に戻りました。

 時間で担当が変わったのか今度は若い先生が診てくれました。そして先ほどとは異なり点滴をしてもらい(これでかなり楽になった)、レントゲン、エコー、CTなど一通りの検査をしてくれました。

 手術という選択肢もあったのですが、そうなると1週間は最低でも動けなくなります。仕事も忙しくなる時期でちょっと今は無理ということで投薬治療をすることに。

  虫垂炎という病気は文字通り虫垂が炎症を起こしているわけで、薬を飲んだところですぐには炎症は治まりません。なのでしばらくは痛みが残っていました。それでも1週間ほどで痛みはなくなり。とりあえずは一件落着。

 

2回目

 今度は同年12月の中頃でした。朝なんとなく調子悪いなーと思いながらも支度して会社へ。が、始業時間前に「やっぱ無理」と言うことでそのまま病院へ行きました。

 例によって診断は虫垂炎。こんな短期間で再発かよと思いましたね。医師には手術しますか?って言われたけど年末でさらに忙しくなってるのに休めるわけなくてこの時も投薬治療。

  

3回目
 2回目の発症以降、しばらくは大人しくしていてくれた虫垂ですが、2度あることは3度ある。3回目の発症です。
 新年度が始まり最初の土曜日。怒涛の年度末が過ぎやっと一息つくことが出来たそんな日。
 休日ということで買い物に行ったりふらふら出かけていたのですが、朝からなんとなくだるくて、途中車の中で休むこともありました。夕方頃からお腹に痛みが出始めたのですが、虫垂の辺りを押しても特に痛むことはなかったのでまぁ大丈夫だろうと。ちなみにこの頃は虫垂炎の痛みや発症時の症状を知っていたので、自分でお腹を押して確認なんてことをしょっちゅうやってました。
 が、夜になるにつれて痛みが強くなってきました。そして思い出すあの感覚。この辺りであー来てしまったか…と察しました。もう夜だったので当初は朝まで我慢して病院へ行こうと考えてました。実際、我慢できないような痛みではなかったからです。しかしネットの方から「腹膜炎になったら大変だからすぐ行くべき」とアドバイスを受け救急で病院に行くことに。
 以前かかった病院に電話すると「今日は当番院ではないので別のところへ」と言われてしまいました。それからこの地域の当番院を聞き電話するも専門がいないとのことで断られ、さらに他の病院にかけても断られ…なるほどこれがたらい回しってやつか。結局最初にかけたところに改めて電話し、なんとか受け入れてもらいました。受診履歴大事です。
 診察の結果は予想通り虫垂炎そして病院に着いた頃から痛みが急に強まり我慢出来なくなってきました。病院来て良かった。専門的な検査は翌日改めてすることとなり、この時は点滴で一旦対処。
 抗生剤の点滴をしてもらったのですが、前回と異なりなかなか痛みが引かない…鎮痛剤をもらってなんとか治まりました。
 点滴は2時間ほどで終わったのですが、家に帰っても不安だったのでそのまま朝まで病院で休むことに。そしてさすがに3回目ということもあり今回は入院決定。場合によってはそのまま手術もあり得るとのこと。正直「3回目になったらさすがに切るか」という覚悟は以前からしていたので、もうどうにでもなれ感がありました。
 翌日、午前中に検査をして午後から入院。人生初の入院です。基本的には絶食して点滴して腸を休ませましょうって感じです。点滴しているのでお腹は空かないし喉も乾かないんですがなんせトイレに行く回数が多い・・・。たぶん1日15回くらい行ったはず。
 ところで時期的に花粉症に悩まされる時期だったんですが、さすが病院衛生管理はばっちりで薬を飲まなくてもくしゃみは出ないし目もかゆくなりませんでした。
 検査の結果、緊急性はないとのことで別に今すぐ手術をしなくても良いとのこと。また、正常時の手術であれば2,3日で退院できると聞いてじゃあその方向でとなりました。そしてこの時主治医となってくれた先生が最初に発症したとき検査等々してくださったあの若い先生でした。なんという偶然。
 入院中はスマホしたりラノベ読んだりしてひたすら時間をつぶすのみ。だってすることないんですもん。1週間程度の入院でしたが体重がかなり落ちました。入院ダイエットですね。そして体力も一緒に落ちました。普通に生活することがこんなに疲れるなんて・・・という感じ。本調子に戻るまでなんだかんだ1か月くらいかかりました。
 退院後、経過観察と手術の日程決めを行い6月の下旬に手術することに。それまで何事もないことを祈りました...。
 
 
 
手術
 あっという間に6月下旬となり、いよいよ手術となりました。この間に何度か県外遠征やらイベントやらがあったのですが、発症しなくて本当に良かったです。というか、そもそも虫垂炎ってそんなにしょっちゅう再発するものじゃないはずなんですがね・・・。
 
 私は日曜日の午後に入院して月曜日の午後に手術するパターンでした。当然入院してから手術前の検査とかいろいろするんだろうなぁーと思っていたのですが、びっくりするくらいに何もなし。「以前検査したので大丈夫ですー」って言われたんですが2か月前のデータで問題ないんだろうか。
 今回は手術ということもあってか個室があてがわれました。わーい。そして部屋に着いて早速おへその掃除とおへそ周りの剃毛。カミソリでしょりしょりやってくれるのかなと思ったら豪快に電動カミソリでやられました。が、歴戦の刃は切れ味が悪くなかなか剃れない&時々つっかえて痛いという苦痛な時間に・・・。そして「ダブルチェックなので」ということで若い女性の看護師さん2人に剃られたお腹を見られるという展開になりましたとさ。
 1日目は他にこれといってすることもなく、加えて何も食べてはいけないため晩御飯もなし。暇でした。
 
2日目
 病院の朝は早い。6時くらいにはもう誰かしら動き出してます。お年寄りが多いってものあるかもしれないですがね。
 いよいよ手術当日となりました。手術自体は13:30からだったのですが、この日はもう手術までなーんにもすることがなくて、加えて11時以降は水分の摂取も禁止だったので寝転んでスマホいじって時間をつぶしてました。午前中に手術担当?の看護師さんから流れの説明がありました。大体3日くらいで退院できるようです。
 今回の手術ですが、腹腔鏡という方法で行われました。これは腹部に3か所穴を開け、そこから器具を入れて処置を行うというものです。傷が目立たず回復も早いという特徴があります。
 そしてこの手術は全身麻酔で行われるのですが、正直私が手術以上に気にしていたことがありまして、それが「カテーテル」です。全身麻酔しちゃうと自分で排尿できなくなっちゃうんで自然にできるようにするために管を挿します。どこに?そりゃ出るところに。もうこれが怖くて怖くてしょうがなかったんですよ。男性のみなさんならわかると思いますけどあそこに管を入れるとかもう想像したくないでしょ。それで思わず説明に来た看護師さんに「あの、カテーテルってやっぱやります・・・?」って聞いてしまいました。そしたら「んー今回は時間短いし無いかな?」って。もう心の中でガッツポーズですよ。何も恐れるものはない。
 12時半頃になって看護師さんが手術着一式持ってきてくれたので着替えることに。服は全部脱いでT字帯というふんどしみたいなものをつけて前開きのワンピースみたいな手術着を着ました。これ肩の部分がボタンで留めてあって、そこをバシッと外すと腕を通すことなく服を脱がせられるようになってました。そんで血栓防止のきっついストッキングを履いて準備完了。なんやかんやのうちに親も来て13時半、いよいよ手術室へ。
 手術室までは自分で歩いて行きました。ベッドごとじゃないんですね。そしてドラマとかでよく見る「手術中」というランプのついた場所へ到着。中に入るとみなさんキャップとかエプロンとかをつけていていわゆる手術やる人たちのあの恰好でした。私もキャップを被せられ、いくつか質問を受け答えしていよいよ手術台へ。この時もうドッキドキです。
 「じゃあ寝転んでください」なんて言われて手術台に自分で寝転びます。そうすると丸いライトが上についてるんですね。これもドラマとかでよく見るやつ。で、タオルをかけられて着ているものを全て脱がされます。ここで手術着の肩のボタンが役に立つわけです。周りではいろいろと準備をしているようで、心電図をみるための機器が取り付けられたり点滴用の針が刺されたりいろんなことが同時進行していきます。
 手術を担当するのは主治医の若い先生。そしてベテランっぽいおじさん先生もいました。2種類くらい点滴で何か投与されたあとに「じゃあ麻酔入れるねー」と麻酔が入りました。意識がぼーっとしてきて、あぁこれが麻酔かーなんて思ったあたりで記憶が無くなりました。
 
 で、呼びかけられて手術台の上で意識が戻りました。どうやら手術は終わったようです。呼吸用に喉にチューブが入っているようで、私の意識を確認するとそのチューブを抜いてくれました。抜いてくれたはいいんですが、この時身体はまだまだ麻酔が全力で効いている状態。動かないのはもちろんのこと、自発呼吸もまだできないんです。それで「え、ちょっと息できないんだけど。あれ、声も出せない?身体動かないから意思表示もできないじゃんやべーよどうすんだよ」と軽く焦る。そして再び意識が無くなる。
 
 次に気付いた時は病室でした。この時16時くらいだったようです。身体が痛くて起き上がりたかったのですが術後2時間は絶対安静だとかで起き上がってはいけないらしく、これが一番つらかった・・・。逆に2時間経てば起き上がって歩いてもいいらしく、それはそれでどうなんだと思ってもみたり。とりあえずトイレに行くことから試してみたのですが、まずお腹に力を入れると痛いので普通には起き上がれません。そこで効果を発揮したのがパラマウントベッド。ボタン一つでリクライニング出来て非常に助かりました。
 身体を横にしたりしてなるべくお腹に力を入れずに起き上がるのですが、手術で内臓が動いたからか「ゴロッ」という音がお腹からします。今回行った腹腔鏡手術という方法ですが、お腹をガスでパンパンに膨らませて空間を確保し、お腹の中で作業を行うというもの。なので内臓が当初の位置から移動するため、その影響かと思われます。
 さてベッドから起き上がったはいいものの、トイレまでが遠い・・・。いや距離としてはわずか数m先なのですがこれほどまでに歩くことが大変とは思いませんでした。そんな状況なのでトイレ以外は起き上がることもせず、ベッドで過ごして終了。
 
3日目
 身体が痛い。
 上半身をリクライニングさせた状態で寝たのですが、寝返りがうてないことに加えてベッド自体が固くてとても身体が痛いです・・・。
 ずっと寝ていたいのは山々なのですが、腸の癒着を防ぐためにも歩いた方がいいらしいので自販機まで歩いてみたりしました。距離的には2~30m程度なんでしょうか。時間は有り余ってるのでゆっくりゆっくり歩きました。気分はザ・病人です。
 そして手術後やっとご飯が解禁。晩御飯からだったのですが、おかずとかついてしっかり1人前がいきなり出ました。「いきなり食べていいんだろうか・・・」とか思いながらも完食。
 
4日目
 当初この日に退院予定でしたが「さすがに無理だろ」と自他共に認めたため延期。しかし人間の回復力とはすごいものである程度普通に歩けるくらいにはなってました。
 ベッドから起き上がるのも慣れたもので極力腹筋を使わない起き方を覚えました。適応能力ってすごい。ご飯もしっかり食べて順調に回復。あとシャワーも浴びれてさっぱり。ちなみに入浴補助とかはないので頑張りました。
 
5日目
 やっぱり今日も身体が痛い。
 入院生活5日目、無事退院です。なんだかんだ5日で手術から退院まで出来てしまうんですね。でも早い人は翌日に退院するなんて先生に言われましたがさすがにそれは超人か何かだと思う。
 
 退院後もしばらくは無理せず安静にということだったので、適度に動きつつ食べるものも食べつつでも力は入れずみたいな生活をしてました。ちなみに3週間後には数百キロ先まで運転してライブ参戦して帰ってくるくらいのことはできたのでなんとかなるもんです。
 
 
 
経過報告
 最初の発症から約1年、手術から3か月ほどが経った現在ですが、何の問題もなく生活出来ております。手術後1か月くらいはお腹がゆるくなりやすい傾向にあったのですが、最近はそういうこともないように感じます。
 私の場合、再発に再発を重ねていたので手術前は「次はいつ発症するんだろう・・・」とかなり精神的に参っていたところがあり、そうした悩みから解放されたという意味でも手術してよかったと思っています。
 
 

 

もう終わり?

もう2014年も終わりが近づいております。

 

今年は個人的にかなりいろいろなことがありましたが、一番はやはり肩書が「会社員」になったことでしょうか。

 

昨年の今頃はというと就職活動に見事失敗し修士論文もろくに書けていない状態でいよいよ来年はどうしようか、このまま就活を続けて既卒枠で狙うか、それとも留年して論文を書き上げるかと葛藤していましたね。

 

そんな中まさかというタイミングで内定をいただき、論文なぞ放り投げて就職モードに入ったのが2月。そう2月。あの大雪です。

 

「なんじゃこりゃああああ」とリアルに出たあの光景は衝撃的でした。まさに扉開けた途端見知らぬ世界。ありえない。心ピョンピョンしてる場合じゃありません。

 

あんなの二度とごめんです。

 

 

4月からは勤め人に。そして久々に味わう自分が一番下っ端という感覚。

 

でもそれなりに仕事したり同期と交流したり楽しくやっておりました。なお面倒見の良い美人な先輩とか子供みたいな可愛い先輩とかは特にいらっしゃいませんでした。

 

お仕事を始めたことでライブ等のイベントに行く回数も増えました。収入が増えたってこともあるし親の目も気にしなくて済むようになったので。

 

今ネットで絡んでる人の中にも今年初めて会った人がたくさんいて、そしてとても今年会ったとは思えないくらい馴染む人たちです。やはり同じ趣味を持つ人というのは親しみがわきますね。

 

来年もぼちぼちやっていきます。

大学院の意味

お久しぶりです。

4月より社会人となり、なんとか仕事をこなしております。

ところでこの「社会人」って言い方どうなんですかね。まるで仕事をしてない人は社会の一員ではないみたいな言い方。

 

さて、今回はこれから就活を始める方々、具体的には16卒以降の方々に参考になればと思い記事を書きました。

私は学部時代は一切就活をせず、大学院に進学、そして見事就活の泥沼にはまりました。というのも、「理系は院まで出なきゃ就職ないよ」ということを昔から言われていたため、なんの疑いもなく院に進みました。結果としてそれが裏目に出たわけですが。

 

大学院とは研究をするための場所です。学部ではできなかったディープな内容を突き詰める場所です。故に「なんとなく」で行く場所ではありません。そして、大学院卒という肩書で就職するからにはそれ相応のことができなくてはなりません。つまり専門職です。

専門職に就く場合は院まで行った方がいいでしょう。その分野についてより詳しく知っているあなたはきっと企業にとっても有用な人材です。

では普通の仕事に就く場合はどうなのか。この場合、院卒という肩書はデメリットになる可能性があります。

会社から支払われる給料は大卒と院卒では若干院卒の方が高いです。ということは、大卒と同じことしかできない院卒は企業にとってメリットが一つもないわけです。普通の仕事に就く予定なら学部卒の方が圧倒的に有利だと思います。

 

私の専攻していた分野は言ってしまえば就職に使えるようなものではなく、「それってうちで生かせるの?」と聞かれることも多々ありました。そういう時は学んだ内容ではなく、どういう能力が身に着いたかという答え方で乗り切りましたが...。

 

また、なによりも負担なのが大学院は論文を出さないと卒業ができないということです。当たり前と言えば当たり前なのですが、そもそも2年間しかないのに1年の終わりには就活がはじまります。そうした中で研究をして論文を書き上げるということはかなり大変です。ましてやなんとなくで入ったならばモチベーションも上がりにくいでしょう。

 

結局言いたいことは、「特別な理由がないなら学部で就活しとけ」ってことです。就職のために院に進むなんてのは阿呆です。

NEO FANTASIA横浜公演final

前回に続いて茅原実里さんのライブツアーNEO FANTASIAの感想です。

 

4月からはじまったこのライブツアーも5月11日の横浜公演をもって"終園"となりました。

 

最後の会場はパシフィコ横浜。5年前にparadeツアーが行われた場所のようで、古くからのファンには感慨深いものがあったかもしれませんね。私はSUMMER CAMP1からのファンなので当時のことは知りませんが。

 

さて、もうネタバレもなにもないと思うのでガンガン行きましょう。まずはセトリから。

 

1.The immortal kingdom
2.TREASURE WORLD
3.SELF PRODUCER
4.endless voyage
5.覚醒フィラメント
6.TOON→GO→ROUND!
7.境界の彼方
8.この世界は僕らを待っていた
9.純白サンクチュアリィ
10.Lonely Doll
11.真白き城の物語
12.儚くも愛しき世界の中で
13.Celestial Diva
14.1st STORY
15.Perfect energy
16.Lush march!!
17.Tomorrow’s chance
18.FOOL THE WORLD
19.ZONE//ALONE
20.NEO FANTASIA

EN1.君がくれたあの日
EN2.purest note~あたたかい音
EN3.Freedom Dreamer
EN4.Voyager train
EN5.Neverending Dream

 

さすがにここまで来ると「分かってる」人たちが多いようで色の変わり方や旗への持ちかえなんかもスムーズでしたね。

今回はオープニングから金管楽器が追加。ステージ上部に並ぶ6人の金管部隊、そしてダンサーとまさに最初からクライマックス。

からのSELF PRODUCERでピンクに染まる会場。コールもあってまるでどこぞの王国にいるかのような錯覚に。

 

Lush march!では大先...謎のキンキラ旗振りマンが大暴れ。どうしてこうなった。

 

最後のNEO FANTASIAは本当に聴かせてくれる曲でした。照明の演出と相まってとても印象に残った曲。

最近は照明もLEDが採用されるようになり、本当に切り替わりが一瞬で出来るんですよね。ステージに使うレベルの大きさの電球だと消してもジワッと光が残っちゃうんですが、それがないのでパッパッと光が変わります。ステージのみ→ミラーボールへと変わるところなんか特にそれが顕著に分かったところじゃないでしょうか。

アンコールでは会場繋がりでparadeよりvoyager trainを熱唱。思わず泣いちゃった人もいたとか。

そして恒例になったライブ前の映像と共に振り返りながらのNeverending Dream。私ついにスクリーンデビューしちゃいました。しかもこれ映像化予定の公演やん...なおどれが私かは禁則事項です。

 

アンコールと言えば先日「重大発表があります」発表があったわけですが、やはりなんの発表なのか気になりますよね。

み「知りたいー?」

会場「知りたーい!」

み「知りたい―??」

会場「知りたーい!!」

み「教えてあげなーいw」

と言いつつ一つだけ教えてくれたからみのりんツンデレ

その内容は「新曲出ます!」とのこと。しかも今度アニメ化される「RAIL WARS!」のOPなんだとか。(ちなみに作品名聴いたときは電車でD的なものかと思ってたら違った)

逆に、ここで来るだろうと思ってたサマーなんちゃらとかなんちゃらドリームの発表は無し。

でもあの話し方だとどうも重大発表は複数あるようなので、その時にあるんでしょうかね?

 

さて、私は東京と横浜に参戦したので、つまりは最初の状態と最後の状態をみたわけですが正直クオリティの爆上がりっぷりに驚愕。

東京公演は初回と言うこともあってかかなり不安定で観ていて「大丈夫?」と言うところがかなり多かったのですが、そうしたネガティブな部分が一掃されてその上完成度が上がった感じ。

安心して観られるからライブに集中できました。横浜公演はカメラが入っていたのでおそらく映像化されると思いますが、これなら安心して初めての人に薦められますね。

時折会場から「パチーン」という音が聴こえたのは少々気になりました。あれがいわゆる「咲きクラ」というやつなんでしょうか。

 

前回の東京も今回の横浜も本当であれば参加できなかったのですが、たまたまチケットを譲っていただける方が現れたので参加することができました。会場ではたくさんの方々とお会いすることができ、本当に「良かった」と思えるライブでした。